苦手に向き合った人たちで社会はできている
――苦手科目から目を背けてしまった経験があるので耳が痛いです。
びーやま：僕もです。なのでそういう大人ほど、この凄さがわかると思うんです。
なので、学生の皆さんには「苦手に向き合う行為自体」が実はかなり世の中では評価されることを知ってほしいなと。
普段から「頑張れる人」であることを証明できていれば、いざ自分がやりたいことに出会ったときも信頼があるので、かなりチャンスは回ってきやすいですからね。
加えて、世の中の高学歴の人の多くは勉強は嫌いですから、そこも安心してほしいです。
「受験勉強はめちゃくちゃ好きでした！」なんて人はほとんどいなくて、みんな嫌いだけど気合いでできるようにしただけです。
なので、多くの大人は勉強を頑張った人の気持ちはわかるというか、そういう人で構成される社会は、「勉強を頑張れる人」を評価するようになっています。
それでいうと「勉強が最初からできた人」よりも「努力で勉強ができるようになった人」のほうが、苦手に向き合ったという点で評価されやすいなとすら思います。
ですので、今の受験生には「嫌いなことに取り組むのは効率よく信頼を勝ち取る方法」くらいに割り切って頑張ってほしいです。
もちろん、全科目をカバーしろなんてことは言いませんから、受験に必要な科目だけは言い訳せずに取り組んでほしいです。
僕がそうでしたが、苦手な勉強で成績が上がると「俺って結構すごいやつなんじゃないか」という自信もついていいことしかないですから、前向きに捉えてほしいです。
――大変勉強になりました。ありがとうございました。
教育痛快バラエティ番組・YouTube『wakatte.TV』のツッコミ担当。早稲田大学教育学部卒。高校時代の偏差値は37だったが、1年間の浪人を経て早稲田大学に入学。大学時代は起業・自主退学・復学など、さまざまな経験をしたのち、大学受験のすばらしさに気づき現在に至る。甘いルックスと鋭いツッコミ（たまにポンコツ）で視聴者の心を掴んでいる。決め台詞は学歴モンスターの相方・高田ふーみんを制止する「ヤメロオマエ」。
高田ふーみん［協力］
教育痛快バラエティ番組・YouTube『wakatte.TV』にて「学歴至上主義」を貫く学歴モンスター。京都大学経済学部中退（現役合格）。学歴を絶対の価値基準とする偏った思想を持つヒール役として受験生や大学生を中心に人気を博している。決め台詞は「Fランやないか」。
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