
テストで点数が取れる子と取れない子には2つの大きな違いがある。前回に続き、2つ目のポイントである「ミスから学べるか?」を解説する。ニガテとミスは「のびしろ」だとプラスに捉えることで、子どもの学習姿勢は変わり、テストの点数を爆発的に伸ばすことができる。中学受験に臨む親子に向けたWEBの特別夏期講習として、2万人以上の受験生親子を合格に導いたプロ講師からのアドバイスをお届けする。(国語専門塾の中学受験PREX代表、教育コンサルタント・学習アドバイザー 渋田隆之)
※渋田隆之監修『中学入試 ニガテ・ミス 50の処方箋 国語』『同・算数』(文英堂)の一部を抜粋・編集するとともに、書き下ろしを追加しました。
夏休みこそ!
ケアレスミスを撲滅しよう
「ケアレスミスがなくなれば、もっと点数が伸びるのになあ」「同じミスを何回もしちゃうのがなかなか直らないなあ」というように、ミスが減らないことの悩みは、みんなが持っているものです。
ニガテと同じように、ミスは「のびしろ」ですから、少しずつ改善して得点が取れるようになっていけばよいのです。この少しずつというのは大事なポイントです。ちょっとずつできることが増えていけばいいのです。
そして、ちょっとずつでもできることが増えていくと、小テストや模試の点数などは確実に上がっていくので、やる気にもつながります。まさに、一石二鳥の取り組みなのです。
それでは、ミスを少しずつ改善していくために、自分がしてしまったミスがどのようなものなのかを、ここでもクール(冷静)に分析してみましょう。