料理が面倒、忙しくて料理をする暇がない、そもそも料理が苦手……でも、野菜はちゃんと食べたい! そんな人におすすめなのが、書籍『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』。旬の時期や、新鮮なものの見分け方、栄養、長持ちする保存方法、おいしく食べるためのコツなど、なるべく料理せず、ラクにおいしく野菜を食べる方法を多数紹介しています。今回は、そのなかから初夏に旬を迎える野菜について紹介していきます。(監修/管理栄養士 吉沼弓美子)
旬の野菜は、栄養もたっぷり

健康のためにも、野菜や果物を毎日の食卓に取り入れたいという方は、とくに栄養価の高い「旬のもの」に注目してください。
今回紹介するのは、枝豆です。
旬のものは圧倒的おいしさ。生のものは香りが強く、味も格別です。
風味が落ちやすいので、買ったらすぐにゆでて食べたいもの。
さやつきのままポリ袋に入れて野菜室で保存し、1~2日中に食べましょう。ゆでてから冷蔵保存するのがベターです。
枝豆には良質の植物性たんぱく質が豊富で、ビタミンCやビタミンB1、カリウム、カルシウム、鉄、食物繊維なども含まれています。
女性ホルモンと似た働きをするといわれるイソフラボンや、コレステロール値の上昇を抑えるとされるサポニン、レシチンといった機能性成分も含むのが嬉しいポイント。
生産者さんはこんなふうに食べてます!
そんな枝豆の生産者さんおすすめの食べ方は、
「さやつきのままにんにくと蒸し焼きに」
とのことでした!
フライパンにオリーブオイル、切ったにんにく、赤唐辛子を入れて弱火で炒め、洗った枝豆をイン! ふたをして極弱火で10分ほど蒸し焼きにし、塩と粗びき黒こしょうを振って完成。
口の中でさやから実を出すときに、さやのうまみもジュッと吸って味わって。
「オイルとにんにく風味を吸った枝豆が最高!」なんだそうです。ぜひ、お試しください!
旬の野菜や果物は栄養たっぷりで、驚くほど体にいいもの! とはいえ、健康のために野菜や果物を食べたいと思っても、手間や時間をかけて料理をつくるのが面倒、すぐダメにしてしまうなどで、結局野菜をあまり食べられない……ということはありませんか? 『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』は、なるべく料理せず、そのままさっと食べる方法だけをまとめて1冊にしたものです。それぞれの野菜の旬の時期や、どんな栄養素が含まれているかが見るだけでわかり、ハズレの野菜を引かないための選び方や、長持ちする保存方法、手軽でおいしい食べ方を簡単に知ることができます。しかもそれらは、野菜を大切に育てている生産者さんに聞いたものです。ちょっとした知識があるだけで、体にいいものを驚くほど手軽に、おいしく食べることができますよ!