ドナルド・トランプ米大統領は3日、ウクライナでの戦争を巡りロシアのウラジーミル・プーチン大統領と電話会談を実施したものの、戦闘停止に向けた進展はみられなかった。トランプ氏は首都ワシントンからアイオワ州での演説に向けて出発する際、プーチン氏について「今日は彼との間で全く進展がなかった」と記者らに述べた。ロシア政府は電話会談に関し、トランプ氏はプーチン氏にウクライナでの戦争の早期終結を求めたが、プーチン氏はこれを拒否したとブリーフィングで明らかにしている。米当局者らは今週、ウクライナ向けの兵器供与の一部を一時停止したと発表しており、両首脳が会談を行うのはそれ以降で初めてとなった。トランプ氏は、米政府としてウクライナへの兵器供与を差し控えることを決定したわけではないと示唆しつつも、国防総省の備蓄のために必要かどうかを検討していると付け加えた。