トランプ米政権は、ハーバード大学が差別を禁じる連邦法に違反しており、もはや大学認定基準を満たしていない可能性があると指摘した。教育省と厚生省(HHS)はハーバード大の認定評価機関に対し、同校が反ユダヤ主義的な嫌がらせからユダヤ人学生を保護せず、公民権法に違反していたことが政府の調査で判明したと通知した。この通知でハーバード大の大学認定資格が取り消されるわけではない。認定が取り消されれば、同校は事実上、運営できなくなる。リンダ・マクマホン教育長官はハーバード大の認定評価機関に対し、同校と協力して「連邦法と認定基準をハーバードが確実に順守するように、教育省に十分な情報提供を続ける」よう求めた。国土安全保障省は9日、ハーバード大に対し、同校の外国人留学生を巡る移民法執行に関する記録を入手するため召喚状を出す方針を明らかにした。