オシャレでなくても、凝ってなくてもいい…料理系YouTubeの常識を変えたチャンネル
【YouTube総再生回数60億突破】知る人ぞ知る凄腕クリエイターが初めて明かす「圧倒的な企画力」のすべて。企画・マーケティング・クリエイター・営業職 必読のトップYouTube作家&マーケッター、初の著書『YouTube作家がこっそり教える 「ウケる企画」のつくり方』(ダイヤモンド社)は、企画に悩む、すべての人に向けてノウハウを初公開している。クリエイティブな仕事の全体像を俯瞰しつつ「見えない条件文」「企画発想技12選」「構成は木」「データとの向き合い方」など、わかりやすく解説。とっつきやすい「お題」も出題され、実演しながら学べる構成にもなっており、学びになるコンテンツが満載だ。現在、約30チャンネルへ企画提供をしており、有名企業のコンサルティングやアドバイザーなどを行っている著者が、そのノウハウを「PDCA(計画・実行・評価・改善)式にわかりやすく解説した本書から、一部を抜粋・編集したものをお送りする。

【料理が苦手な人必見】味の素・冷食・市販ルーOK!「料理研究家リュウジのバズレシピ」がなぜかバズるワケPhoto: Adobe Stock

実力派YouTubeチャンネルを厳選紹介

企画の運用で参考になるYouTubeチャンネルを紹介したい。

かなりの実力派だが、それぞれ違った個性で、各ジャンルに風穴を開けたものばかりだ。

ぜひ一度見て、参考にしてほしい。

料理系YouTubeチャンネル

「料理研究家リュウジのバズレシピ」
(@ryuji825:チャンネル登録者数529万人超

「凝った料理」から「共感できる台所」へ

以前の料理系YouTubeチャンネルは、料理家としての技術やアイデアを競うような“凝った料理”のつくり方を紹介するのが主流だった。

また、食器や盛りつけもオシャレで、見た目を重視するものが多かったように思う。

視聴者の日常に寄り添う工夫

ところが「料理研究家リュウジのバズレシピ」は、どの家庭にもあるような手に入りやすい素朴な食材ばかりを扱う。

背景には酒のボトルが雑然と並び、あえてオシャレではない、視聴者の共感を得やすいキッチンになっている。

調味料のタブーを打ち破る

市販のカレールーやインスタントラーメン、冷凍食品なども使い、料理が不得意な人でも手軽にチャレンジできるレシピを紹介している。

また、これまで料理研究家の界隈で使用するのがタブー視されていたうま味調味料「味の素」を使ったレシピをどんどん紹介しているのも特徴だ。

登録者529万人超のインフルエンサーへ

チャンネル登録者が529万人を超え、大きな影響力を得たいまでは「リュウジの本気スパイス」「リュウジの本気カレー」など、通販商品を開発・販売している。

差別化のカギは「不得意な人目線」

このように“料理好き”だけが見るのではなく、「料理が不得意な人と近しい環境で、どんな試行錯誤ができるのか」に特化しているのが、大きな差別化の要因になっている。

※本稿は、『YouTube作家がこっそり教える 「ウケる企画」のつくり方』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。