「ジブリめし」一度は食べたい…親子で憧れの“再現めし”作ったら、安くて楽しくて最高だった!【マンガ】『今すぐ家族でやりたい 休日を楽しむ 99のリスト』より

子育ての最中にいると、毎日の家事に忙殺されてしまう人が多いでしょう。9歳と7歳と4歳を育てる大阪在住のイラストレーターのむぴーさんもその一人ですが、家族みんなで過ごせる時間は残り少ないことに気がつきました。そこで、“今すぐやりたい”家族で楽しめる99のアイデアリストを作りました。今回はそのリストの中から、「映画やアニメの再現めし」を紹介するほか、むぴーさんに制作の裏側を聞きました。※本稿は、『今すぐ家族でやりたい 休日を楽しむ 99のリスト』(むぴー著)の一部を抜粋・編集したものです。

子どもと過ごせる時間は短いから、「今すぐ」やらないと…

 子どもの頃は、特別なことはなくても、家族と過ごした何気ない時間が記憶に残るものだったりするでしょう。しかし、親になると子どもに楽しい時間を提供したいと思うばかりに、何をしたらいいのか迷ったり、アイデアが浮かばなかったりするものです。

 むぴーさんは、9歳と7歳と4歳を育てる大阪在住のマンガ家・イラストレーターですが、「今すぐ家族でやりたい休日を楽しむ99のリスト」を作り、出版しました。どんな思いで描いたのか、そしていざ実践した感想などを聞きました。

――2022年に『いつか家族でやりたい99の楽しいことリスト』という本を出版されましたが、今回は『今すぐ家族でやりたい休日を楽しむ99のリスト』です。タイトルに込めた思いや、3年たった心境の変化などを教えてください。

『いつか家族でやりたい99の楽しいことリスト』を制作していたときは、長男が6歳、長女が4歳、そして末っ子の次男の妊娠中から産後数カ月の頃でした。子どもが小さかったこともあり、「今はできないけど、“いつか”家族でやりたいな」と思う、どちらかと言うと未来を向いたようなリストだったんです。

 それから3年が過ぎ、末っ子は今年から幼稚園に通い始めました。長男も高学年、長女も低学年となり、皆がそれぞれ家庭以外の場所に自分の世界を作っていくのを目の当たりにしていくような3年間でした。

 末っ子が初めて幼稚園に行った日、誰もいない静まり返った家に帰ってきた時に「子どもがいつも一緒にいる生活は永遠ではなかったのだな」とひしひしと感じたんです。あと数年もしたら、家族よりも友達が大事になったり部活などで忙しくなったり、今までのような家族の時間は変わっていくのだろうなと。

 そんなことを感じたタイミングだったので、タイトルも“今すぐ”になりました。3年前は「いつかやろう」と思っていた楽しいことリストも「今すぐやりたい時に、できる時にやろう」という気持ちに変わったんです。

――さまざまな種類のやりたいことが登場しますが、どうやってアイデアを思い付くのでしょうか?

 今回のリストは1年くらいかけて気が向いた時、思いついた時に少しずつ増やしていきました。リストを考えるときは実はあまり子ども中心に考えておらず、「これをやったら私が楽しいかも」と思ったことを出しています。

――個人的に「映画やアニメの再現めし」は再現度の低いものが出来上がったら、家族が逆にがっかりしそうでちょっと嫌だなと思っているのですが、苦労したことやアドバイスがあれば教えてください。

 思ったよりレベルの低いものができたら、それはそれで面白いかなと思います。「全然似てないね〜!!!」と笑い合えたら最高ですよね……。とはいえ、思い通りに行かなくて子どもがギャンギャンに泣いたとしても、多分10年後くらいにはすごく面白い思い出になってる気がします。

(聞き手/ダイヤモンド・ライフ編集部 宝金奏恵)

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