時間とお金がある人が「部活感覚」でやってる!?ドラマのエキストラ出演したら奥が深かった話【マンガ】

芸能人でもなければ、著名なコラムニストでもない個人のブログで、月間800万アクセスという「おばけブログ」があります。「あたし・主婦の頭の中 カータンBLOG」は、作者・カータンさんが次女を出産後の2007年に開設されたブログ。ユーモアたっぷりの日常風景の描写とコミカルなイラストで、主婦層を中心に人気が爆発し、書籍を出せば売れ、さまざまな企業とコラボを依頼されるなど、カータンさんはブロガーとして確固たる地位を確立するまでになりました。今回は、カータンさんの新刊『ビバ 女の古』(主婦の友社)の一部を抜粋・編集。そしてカータンさんに、現在に至る驚きのキャリアと制作の裏側を聞きました。

エッセイストになりたくてキャビンアテンダントになった

――もともとCA(キャビンアテンダント)だったそうですね。バブル期のCAはかなり華やかで憧れの職業というイメージがありますが、今、自身の生活を面白おかしく描くことに最初抵抗などはなかったですか?

 実は、元々CAになりたかったわけではなく、中学生の頃からエッセイストに憧れてました。どうしたら無名の自分がエッセイストになれるか考えた時に、「そうだ、CAになって『空の上からアテンションプリーズ』みたいなエッセイを書くのはどうだろう」と思い立ちまして、CAを志しました。

時間とお金がある人が「部活感覚」でやってる!?ドラマのエキストラ出演したら奥が深かった話【マンガ】人気主婦ブロガーのカータン

 なので、仕事中もエプロンのポケットにネタ帳を忍ばせ、機内で起こった面白ネタをせっせと書き込んでました(笑)

――漫画を描くようになったきっかけはありますか?

 CA時代は先輩のいじめや仕事のストレスで、自分も含め「辞めたい」と思う同期がたくさんいて、何かストレス発散できるものはないかと考え、同期に向けて月刊誌を発行することにしたんです。メールがまだ普及していない時代だったので、コピーして、切手を貼って、33人の同期の自宅に郵送していました。

 内容は、先輩やお客さんの愚痴、フライト先での美味しいレストラン情報や買ってよかった化粧品など。そこで描いていた漫画が好評で、「フライトから帰ったら、待ちきれなかった家族が、先に開けて読んでいた」と言われるくらい評判が良かったです(笑)

 主婦時代は、小学校受験のお教室で、キリキリする受験期、幼児教室の仲良いママたち向けに、小学校受験あるあるネタの漫画を描いて配ったりしてました。 

エキストラ活動は「大人のキッザニア」だった!

――今回紹介するエピソード「エキ活」(詳細はページ下のリンクから全話チェック!)、実際やってみていかがでしたか?

 普段見ることのできない撮影現場をもれるのも、大人のキッザニアのようで楽しかったですし、作品ができて、登場する自分の姿を探すのもワクワクしました。1度のエキストラで2度楽しめる!

 思いきり役者気分を味わおう!やるからにはとことんなりきって楽しもう!と。衣装を自分で探したり、髪もボサボサにするといった私ほどのガチ勢はいませんでしたが、世代を超えてエキストラ同士、出番待ちの間など話をし、とても楽しかったです。

――他にもやってみたい体験などがあれば、教えてください。

 私の両親は、父の退職後、外国人留学生のホストファミリーを10年ほどやっていました。朝晩の食事、洗濯などのお世話、日本での生活で困った時の手助けなどをしていました。

 最初は日本語がカタコトだった留学生が1年後には日本語も流暢になり、自国に帰り、その後日本に遊びにきた際には、彼女や奥さん、子どもを連れて訪ねてきてくれたりと交流が続いてました。当時は、よくやるなぁと感心してみていたんですが、遺伝子でしょうか?子どもが巣立ったあと、ちょっとやってみたいかもと最近思い始めてます。

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