米コンサルティング会社マッキンゼーが、経営トップの選出方法を数年ぶりに見直すことが分かった。同社は過去2回の選挙では内部対立や争いが目立っており、こうしたことを回避することが狙い。同社はガバナンス改革の一環として、今後はグローバル・マネジング・パートナーを1期6年の任期で選出。その4年目には、残り2年の任期を務めるべきかどうかについて、パートナーらが信任投票を行うとした。現在は約750人のシニアパートナーが3年ごとに全社のトップを選出し、その人物は2期務めることが認められている。今回の投票プロセスは、パートナーらが会社の全体的な方向性に対する支持や不満を表明する場となる一方で、内部で支持を求める運動が繰り広げられるなど、混乱を招く可能性もある。昨年実施された選挙は第3ラウンドまで実施され、現職のボブ・スターンフェルズ氏がデジタル戦略部門のトップだったロドニー・ゼメル氏と対決した。
米マッキンゼー、トップ選出方法を変更 後継者選びの混乱回避へ
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