「ふん便大腸菌」の数で
海水浴場を格付け
ランキング1位は青森県東北町にある小川原湖公園。湖畔に面してキャンプ場や野外ステージなど、さまざまな施設が整備されている。しかし残念ながら、ふん便性大腸菌群数が640個/100mlと非常に多く、743ある水浴場の中で唯一、「要対策」扱いとなっている。
2位は、山口県下関市の安岡で、ふん便性大腸菌群数は240個/100ml。JR安岡駅から徒歩6分とアクセスがよく、白砂の浜が広がる人気の海水浴場だ。
続く3位は鋸南町の勝山(ふん便性大腸菌群数は160個/100ml)、4位は山武市の小松(130個/100ml)と、いずれも千葉県の海水浴場。海水浴シーズンには首都圏をはじめ大勢の人が訪れる。
5位は新潟県長岡市の寺泊(てらどまり)中央で、ふん便性大腸菌群数は110個/100ml。付近に市場があり、海産物などの買い物が楽しめる海水浴場だ。昨年は同じランキングでワースト1位(180個/100ml)だったが、今年は改善して順位を落とした結果となった。
上位10カ所を県別に見てみると、千葉県の海水浴場が4つランクイン。昨年は10位以内に6つ入っていたので数を減らしたが、今年も千葉県勢が上位を占めているのは変わりない。次いで新潟県が2カ所、青森県、山口県、茨城県、奈良県がそれぞれ1カ所ずつとなっている。
この他にも、全国津々浦々の海水浴場がランキングに名を連ねている。11位以下については、次ページからのデータを確認してほしい。
(ダイヤモンド・ライフ編集部、データ担当/編集委員 清水理裕)