ルイ・ヴィトンのパリ本社に17年間勤務しPRトップをつとめ、「もっともパリジェンヌな日本人」と業界内外で称された藤原淳氏が、パリ生活で出会った多くのパリジェンヌの実例をもとに、パリジェンヌ流「最高の自分になるための神習慣」を提案したのが、著書『パリジェンヌはダイエットがお嫌い』。かつて痩せることに時間と労力を費やし、「痩せればいろいろなことを解決できる」と頑なに信じていた著者。しかし、多くのパリジェンヌと出会った今、その考えは根本から間違っていたと言います。パリジェンヌのように自身と向き合い、心身のバランスを整える習慣を日々実践することで、自分らしい美しさと自信を手に入れることができるのです。この記事では、本書より一部を抜粋、編集しパリジェンヌのように幾つになっても魅力的に生きる秘訣をお伝えします。

パリジェンヌは「体重」より「体型」
パリジェンヌが気にしているのは「体重」ではなく、「体型」です。体重計に滅多にのらない彼女達は、体のラインには細心の注意を払っています。そして自分らしい体型を維持することにエネルギーを費やしています。そこで登場するのが、パリジェンヌの「マイ・ジーンズ」です。
ジーンズは誰もが一つは持っているアイテムです。けれども本当に、自分に似合うジーンズ、全体のバランスを整えてくれるジーンズ、そしてはいていて心地が良いジーンズを所有している人は案外少ないのではないでしょうか。
自分だけの「マイ・ジーンズ」を探し当てる3つのコツ
でも大丈夫です。「マイ・ジーンズ」はこの世の中に必ず存在します。そして時間さえかければ絶対に見つかります。自分だけの「マイ・ジーンズ」を探し当てるコツは3つです。
1.まずは偏見を捨てて片っ端から試着してみてください。予想もしなかったジーンズが実は「一番自分に似合っていた!」なんてことはよくあります。慣れてくると「合う、合わない」がわかるようになりますが、最初はプロにアドバイスをもらうのもよいかもしれません。
2.シルエットに細心の注意を払ってください。「全体のバランスを整えてくれるジーンズ」とは、お尻のラインをきれいに見せてくれるジーンズです。そして足を長く見せてくれるジーンズです。「マイ・ジーンズ」選びの際は雰囲気や質感、色も大事ですが、はいた時の全体の印象に着目してください。
3.はいた瞬間の感覚を大事にしてください。自分だけの「マイ・ジーンズ」はゆる過ぎず、キツ過ぎず、試着した瞬間に「これ」というフィット感があります。背筋がピンと伸びるような爽快感があります。はき心地の良さは自分にしかわからないことですから、自分の感覚を大切にしてください。
「マイ・ジーンズ」を探す努力をすること。それは自分としっかり向き合うことに他なりません。「自分らしい体型」とは何か、そして「自分らしいスタイル」とは何か。真剣に考えてみましょう。