「リターンレス・リターン(返品なしの返金)」は、企業が顧客に商品の返却を求めずに返金することだ。小売業者はそれによって返品処理コストを節約できる。新たな調査によると、企業が買い物客に返品不要と告げるべき理由がもう一つある。ブランドに対する顧客ロイヤルティーを高めることだ。顧客が前向きなレビューを書いたり、そのブランドを誰かに勧めたり、商品を再び購入したりする可能性が高まるのだ。調査によると、企業がリターンレス・リターン方針をどのように位置づけるかも重要だった。例えば、企業側のメリットよりも消費者や環境へのメリットを強調する方が、顧客に好印象を与える。そのうえ不要になった商品の寄付を提案すると、企業の訴求力がさらに高まる。
「返品不要で返金」が企業にメリットとなる訳
ネット販売業者が「リターンレス・リターン」方針を採るべき理由はコストだけではない
あなたにおすすめ