7月25日に沖縄北部テーマパーク「ジャングリア沖縄」がオープンした。森岡毅率いる株式会社 刀が主体となり、700億円の事業費をかけて創り上げた広大なテーマパークだ。オープンまでの困難に満ちた道程は、森岡CEOの著書『心に折れない刀を持て ジャングリア沖縄、誕生までの挫折と成長の物語』(ダイヤモンド社)に詳しく書かれているが、今回はおすすめのアトラクションを現地からお届けしたい。
(取材・亀井史夫/ダイヤモンド社)

ジャングリア沖縄でトライすべき、お薦めアトラクション・9選ジャングルの上を滑空するスカイフェニックス

暑さ対策と雨具は必須。プレミアム パスも取っておきたい

 沖縄は亜熱帯だけに夏の暑さは当然だ。ただし風が吹けばそれなりに涼しい。東京や大阪のようなむせ返る暑さではない。帽子や日焼け止め、タオルなどは必ず持参したい。スコールもあるので傘や雨合羽も持って行きたいところだ。
 また行列の待ち時間を考えると、1日でトライできるアトラクションの数は限られてくる。数日かけて挑戦するか、プレミアム パスを購入して効率的に回りたい。

お子さんは「ファインディング ダイナソー」で探検してみよう

ジャングリア沖縄でトライすべき、お薦めアトラクション・9選ファインディングダイナソーズでかわいい恐竜を探せ

 パーク内には22のアトラクションがあるが、お子さんから若者、シニアまで幅広い層に対応している。お子さん連れならば「ファインディング ダイナソーズ」がおススメだ。迷子になったかわいらしい赤ちゃん恐竜を探すアトラクションだ。トンネルを潜り抜けたり、吊り橋を渡ったり、トロッコを運転したりという小さな冒険も楽しめる。
「やんばるフレンズ」はシアタータイプのアトラクション。元気のいい子はやんばるの仲間たち(ヤンバルクイナのジャンとシーサーのシシ)と楽しい会話ができるぞ。

大人も満足の「ダイナソー サファリ」

 大人が楽しめるアトラクションもたくさんある。目玉は何と言っても「ダイナソー サファリ」だ。特殊車両に乗ってワイルドな道を進むと、体長20メートルの巨大なブラキオサウルスが見えてくる。ブラキオサウルスのお腹の下をくぐり抜け、そしてザバンと車ごと池を渡る。すると、緊急事態発生! T-REXが襲ってくるのだ! ライフルを構えて隊長が応戦しているけど、大丈夫か? あーっ、隊長が、隊長が!(涙)

ジャングリア沖縄でトライすべき、お薦めアトラクション・9選ダイナソーサファリでT-REXに遭遇

 運転免許を持っている人は「バギー ボルテージ」にぜひ挑戦してほしい。凸凹で曲がりくねった悪路をバギーで駆け抜けるワイルドなアトラクションだ。運転に慣れている人でも普段はなかなか味わえないスリルを感じられる(子どもも楽しめるコースもある)。
「ホライゾン バルーン」は直径約23メートルの巨大な気球のアトラクション。たとえて言うと工業地帯にあるガスタンクくらいの大きさがある。標高200メートルの空の上から雄大な自然を眺め、スパークリングワインのグラスを傾けるのは最高に贅沢な気分だ。ただし天候により飛べないこともある。乗れたら一生の思い出になるだろう。

若者は「スカイ フェニックス」で空を飛べ

 平凡な毎日で刺激に飢えている人は、パークの右側エリアを目指してほしい。日常では絶対に味わえないギリギリのスリルが待っている。「タイタンズ スウィング」は、アルプスの少女ハイジでおなじみの巨大ブランコ。18メートルの高さまで引っ張り上げられ、体験者自身の手でスタートを切る。飛び出す瞬間は、誰だって自然と絶叫してしまうのだ。

ジャングリア沖縄でトライすべき、お薦めアトラクション・9選アルプスの少女ハイジもびっくりのタイタンズスウィング

 度胸を試したい人は、「スカイエンド トレッキング」にトライしてみよう。ジャングルの谷の上にかかる84メートルの長さの吊り橋を渡るアトラクションだ。ただの吊り橋と侮ってはいけない。恐怖感が半端ないのだ。足元の踏板は意地悪くぐらぐらと揺れる。踏板の下は高低差34メートルの深い谷。覗き込むと思わず足がガクガク震えてくる。命綱があるから落ちることはないのだけど、わかっていても怖い。
「スカイ フェニックス」は、高さ20メートルの塔(登るだけでも十分怖い)からスーパーマンスタイルで空を飛ぶアトラクションだ。森の上を約280メートル滑空する。その爽快感はまるで鳥になった気分だ。

 アトラクションに挑戦して疲れ切ったら、シャトルバスに乗って「スパ ジャングリア」へ行こう。インテリアまで凝りに凝った南国リゾート感満載のゴージャスな施設だ。雄大なジャングルの景色を眺めながらインフィニティ風呂につかれば、1日の疲れはきれいに洗い流されていく。豪華で贅沢な解放感が味わえるのだ。

※ジャングリア沖縄誕生までのストーリーは『心に折れない刀を持て ジャングリア沖縄、誕生までの挫折と成長の物語』(ダイヤモンド社)をご覧ください。