世界初!「ドラゴンボール」のテーマパークが誕生する仰天理由…意外なキーパーソンは?『ドラゴンボール』オフィシャルサイトより

2020~24年のテーマパーク業界は、コロナ禍が直撃するもその後は復活し、入場者数ランキングで東京ディズニーシーとユニバーサル・スタジオ・ジャパンが逆転するなど目まぐるしい5年間でした。25年→30年は、どんな変化が起きるでしょうか? 重要キーワードとして、「日本発IPで稼ぐ」を解説します。(明治大学経営学部兼任講師 中島 恵)

世界初『ドラゴンボール』の
テーマパークが誕生へ

 2024年3月、人気漫画・アニメ『ドラゴンボール』のテーマパークの建設が発表されました。言わずと知れた鳥山明先生の名作であり、『週刊少年ジャンプ』(集英社)での長期連載に加えて、テレビアニメ化され何シーズンも続きました。

 世界初となるドラゴンボールのテーマパーク、どこにできると思いますか? また、どんなテーマパークになりそうなのでしょうか。

 オフィシャルサイトによると、50万平米超の面積に、7つのエリアで構成。「カメハウス」「カプセルコーポレーション」「ビルスの星」など、作品を象徴するさまざまな建物を再現するそうです。※公式イメージスケッチは最終ページで紹介

 アトラクションは5つの画期的なライドを含め合計30以上を想定とのこと。ランドマークとしてパーク中央に全高約70メートルの「神龍」を設けて、その内部を通り抜ける大型ジェットコースターも建設予定です。

世界のテーマパーク産業が
「日本のIPで稼ぐ」時代へ

 ビジネスやおカネの話をしていきましょう。日本発のエンタメ・コンテンツが海外でも人気というニュースは、もはや定番化してきました。近年は、こうしたコンテンツを「IP」(Intellectual Property、知的財産)と総称し、より稼ぐチャンスにつなげようとする力学が働いています。

 このドラゴンボールのテーマパークは、総事業費がいくらで、集英社や東映アニメーションをはじめとした関係各所はどれくらいのロイヤルティー(著作権使用料)が得られるのかといった詳細は明らかにされていません。しかし、いずれにしても相当なおカネが動くことになるのではないでしょうか。

 そこで、25年から30年くらいにかけて、世界のテーマパーク産業における重要なキーワードを提示するならば、「日本のIPで稼ぐ」が挙げられるでしょう。