米連邦準備制度理事会(FRB)のミシェル・ボウマン理事とクリストファー・ウォラー理事は1日、それぞれ声明を発表し、今週の政策会合で利下げを支持した理由を説明した。両氏とも労働市場への懸念を強め、他のFRB高官がインフレに対して過度に慎重な姿勢を取っていると考えたためとした。FRB理事2人が反対票を投じるのは32年ぶり。ボウマン氏とウォラー氏はいずれもドナルド・トランプ大統領の指名を受けて理事に就いた。ウォラー氏は「様子見姿勢は慎重過ぎると考えている」と指摘。関税は一時的に物価を上昇させるが、持続的なインフレをもたらすものではなく、FRBが対処すべきではないとし、今年一貫して主張してきた見解を改めて強調した。
FRB理事2人、利下げ支持の理由を説明
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