米連邦準備制度理事会(FRB)のアドリアナ・クーグラー理事は1日、8月8日付で辞任するとドナルド・トランプ米大統領に書簡で通知した。クーグラー氏の理事の任期は来年初めまで。辞任後の空席は、トランプ氏がジェローム・パウエルFRB議長の後任にFRB外部の人材を起用する場合、その後任者が埋める可能性がある。また、後任者はパウエル議長の来年5月の任期切れ後に、FRB議長に指名される可能性もある。クーグラー氏はジョー・バイデン前大統領に指名されて2023年に理事に就いた。今週の連邦公開市場委員会(FOMC)は欠席した。理事在任中を通じて、金融政策を巡り多数派の判断に沿って投票した。FRBによると、クーグラー氏は今秋、ジョージダウン大学の教授に復帰する予定だ。