「時間さえあれば解ける」は大間違い…成績が伸びない子に共通する“読み方のクセ”とは?
【高校にも塾にも通わず、完全独学で東大合格!】――しかも、首席合格とわずか3点差のほぼトップ合格! 『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)の著者は、中学3年生のときに「東大合格」を宣言。高校にも塾にも通わず、完全独学で東大合格を目指したけれど……全国模試は「偏差値45」。そこで、徹底的に「国語」鍛えるという“大逆転の勉強法”を編み出す。勉強の大半を「読書に費やす」という常識外れの戦略で、全科目の成績が軒並みアップ! すべての科目は結局、国語の力がモノをいうことがわかった。コスパとタイパを徹底し、四コマ漫画や恋愛ゲームで楽しみながら学力を高める方法から勉強への合理的なモチベーションの高め方までを徹底指南。超★実践的な成績アップ法を初公開する。
※本稿は、『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

国語には3つの段階がある
国語には文章をよく読んでインプットする段階(理解する力)、問いについて自分なりに深く考える段階(熟考する力)、それを解答としてアウトプットする段階(伝達する力)という3つの段階があります。
この3つの段階があることが国語の難しい点であると同時に、国語力を高めるとほかの科目の成績の底上げにつながるというメリットにも通じます。
多くの生徒はアウトプットばかり重視してしまう
多くの生徒はアウトプット、つまり「どう答えるか」に焦点を当てて勉強しがちですが、どう答えるかなんて、2カ月ほど反復練習すれば誰でも上達しますから心配するに及びません。
僕に言わせると、国語力が低い子の最大の課題は、アウトプットの前提となる文章の読解(インプット)がしっかりとできていないことにあります。
第1段階のインプットがあやふやだと、第2段階での考えもまとまらず、第3段階での正しいアウトプットも望めなくなるのです。
「時間が足りない」はインプットに偏っているせい
また、国語が苦手な子の多くは、解答する時間が足りなくなって得点が伸びない傾向があります。
国語の問題を制限時間内に解くには、3つの段階に時間をほぼ均等に振り分けるのが理想です。
しかし、時間切れで国語が解けない子は、総じて第1段階の読解(インプット)に時間がかかりすぎるため、次の2つの段階に満足な時間をかけられず得点が伸びないケースが多いのです。
「読むのが遅い」は誤解! 原因は別にある
だからといって、「読むのが遅いから成績が伸びないんだ」と決めつけてしまい、速読術を身につけようとするのは、とんでもない間違いです。
時間切れで国語の問題が解けない生徒をよくよく観察してみると、問題文を読むスピードが遅いわけではありません。
そうではなく、1回読んでもよく理解できないため、2回も3回も繰り返し読もうとするので、問題文を読んでいる時間(第1段階)ばかりが長くなり、考える時間(第2段階)も、解答する時間(第3段階)も足りなくなるのです。
「ぶつ切り読み」が理解力を下げてしまう
問題文を1回読んでもきちんと理解できない最大の理由は、文章をぶつ切りで読んで、全体像がつかめていないから。
そんな状況で問題文全体の趣旨が問われる最終問題に挑んだとしても、もう一度頭から読んでみないと答えられません。
それを一度ならず、二度も三度も繰り返しているうちに時間がなくなるのです。
“時間さえあれば解ける”は幻想
この解き方では、たとえ制限時間を倍に増やしても、時間内に正解にはたどり着けないでしょう。
※本稿は、『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。