心身ともに元気なときなら、積極的に行動してリフレッシュするのはおすすめだ。しかし、疲れを感じていて気が進まないなら、体の声をよく聞いて、無理はしないほうがいい。

 疲労を感じているときには、体だけではなく、脳もオーバーヒートしかけているものだ。こうした場合、休日に長時間外出してさらに刺激を受けると、脳が一層疲れてしまう。体と心の疲れを取るには、外出はほどほどにして、のんびり過ごすのが何よりだ。

ストレスレベルが7割も下がる!?
たった6分の読書のパワー

 最近、ヒマがあったらスマホを手にする人が多い。見ているときには楽しいのだろうが、それでストレスが解消されるわけではない。逆に膨大な情報量に触れることによって、脳が疲れてしまう。

 イヤなストレスをためずに、気分良く過ごしている人は、スマホを見る時間があったら本を開く。文字を追って、書かれている世界に没頭していると、重たい気分がいつの間にか消えていく。文豪から人生のヒントをもらうこともあるだろう。

 イギリスのサセックス大学の研究では、本を読みはじめて6分後には、ストレスのレベルが約68%も軽くなった。読書に集中して心配事などが頭から離れ、ストレスによる筋肉の緊張もゆるむのではないかと考えられている。「今日はイヤなことがあったな」と思ったとき、本を開いてはどうだろう。読書を習慣にできれば、さらにいい。