厚労省のごまかしも限界…“次の標的”を定めた財務省に「製薬会社」が震え上がるワケ写真はイメージです Photo:PIXTA
*本記事は医薬経済ONLINEからの転載です。

 酷暑のなか行われた参院選、与党の大惨敗に目を回している業界がある。「OTC類似薬の保険給付除外」に怯える外用剤メーカーだ。ただでさえ自民党・公明党・日本維新の会の三党で、こうした給付除外を検討していくことで合意済み。参院選で急伸した参政党や国民民主党も給付除外に前のめりとあって、汗が止まらない状況だ。

 従来であればブレーキ役の厚生労働省内でも「財務省寄り」の考え方を持つ社会保障改革派の幹部らが力を維持。OTC類似薬給付除外の“包囲網”が、外からも内からも、着実に強化されている。