スープストックトーキョーPhoto:PIXTA

ライター業の傍ら、スキマバイトでさまざまな職場で働いている筆者が仕事を通じて見えた悲喜こもごもをつづる本連載。今回は、女性に人気のスープ専門店「スープストックトーキョー」でスキマバイトして、スープ専門店ならではの“賢いオペレーション”に気付いた。(ライター みやーんZZ)

女性に人気のスープ専門店で
スキマバイトに挑戦!

 氷河期世代の40代おじさんである僕が去年、突如ハマったスキマバイト。今回はスープストックトーキョーで働いた際の模様をご紹介します。

 スープストックトーキョー、お客様はほとんど女性でおじさんの僕が1人で入るのには躊躇(ちゅうちょ)してしまうお店ですが、以前から興味があったので思い切ってスキマバイトを申し込み。お店で30歳ぐらいの女性店長さんとご挨拶し、制服に着替えて勤務開始です。

 店長さんと話をするとどうやらこの日は新人バイトさんも多く、オペレーションに不安があったため助っ人の僕を呼んだ模様。店長さんから全員20代であろうバイトの皆さんに「今日の救世主が来てくれました」と紹介され、ちょっと気恥ずかしく感じつつも「やったるで!」とおじさん、気合が入ります。

 最初に僕に与えられた仕事は食器の片付け。店内に2カ所にある下げ台にお客様が食器を置くので、それを回収し食器の種類ごとに仕分け、厨房につながる片付け場所に置くという作業です。

 普通のファーストフード店なら基本的にトレー以外は使い捨てなので、お客様自身がゴミ箱に捨てれば終わりなのですが、ここの食器は全て陶器製。それらを回収して洗う必要があります。食事が済んだお客様が速やかに片付けて退店できるよう、下げ台スペースに常に空きがある状態を作らなくてはいけません。