平均年収1000万円超えは
2社→10社に!

 4位は大気社で、平均年収は1068.5万円だった。主にビル空調や産業空調(工場など)の設備設計や施工を行う企業だ。

 前年のランキングでは平均年収965.7万円で7位だったが、毎年大手ゼネコンに劣らない高年収となっている。24年版のランキングでは年収1000万円を超えた。

 5位は建設大手の大林組。平均年収は1066.0万円だった。前回は2位(平均年収1031.6万円)だったので順位は下がったが、平均年収は上がった。

 今回のランキングでは、平均年収1000万円以上の企業が10社に上った。ちなみに、前年のランキングで平均年収が1000万円以上だったのは、トップ2社のみ。先述した日揮ホールディングスだけでなく、多くの会社で平均年収が上がっていることがわかる。

 平均年収900万円台は14社、平均年収800万円台は31社だった。今回ランキングの対象となった上場している建設会社は149社だったので、その3分の1は平均年収が800万円以上だったことになる。

 では、そのほかの大手企業は何位だったのか。次ページ以降では、全149社のランキングを掲載する。

(ダイヤモンド・ライフ編集部)