「頑張っているのに、結果がついてこない」「必死に仕事をしても締め切りに間に合わない」同僚は次々と仕事を片付け、成果を出し、上司にも信頼されているのに、「なんでこんなに差がつくんだ……」と自信を失ったとき、どうすればいいのでしょうか?
ビジネススキルを発信するTikTokのフォロワーが20万人を超え『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の著者である「にっしー社長」こと西原亮氏に教えてもらった「超優秀な人が秘かにしている仕事のコツ」を本記事で紹介します。(構成/ダイヤモンド社・林拓馬)

組織に評価される人の3つの特徴
「パートから正社員に昇格できる人」について考えてみたいと思います。
パートから社員になれる人の理由はいくつかあります。
私の会社のある社員の例をもとにお話しします。
まず第一に、期日までにやるべきことをきちんとやるという点です。
実は、採用の段階から、本人が仕事を続けられるかどうかリスクを感じていました。
というのも、ご家族の事情でお休みがあるかもしれないという話があったり、入社日が直前で変更になったり、また体調面の不安もあったりと、不安要素とされるような要件がいくつかあったからです。
懸念も正直ありましたが、結果として、そのようなリスクは表に出ることなく、目の前のことを期日通りにやりきっていました。
与えられたことは確実にこなし、そして何より、「腐ることなく」仕事に取り組んでくれた姿勢が印象的でした。
次に大事なのが仕事に取り組む「テンションが常に一定だった」という点です。
これは本当に大きなポイントです。ルーティンの仕事というのは、最初は新鮮さもありテンション高く取り組めるものの、慣れてくると次第にモチベーションが下がってきがちです。
仕事に波が出たり、注文をつけ始めたり、場合によっては「この作業は大変だ」とネガティブな反応が出てきたりするものです。しかし、そういったことは一切ない社員でした。
第三に「まずはやってみる」という姿勢を持っていたという点です。
また、どんな指示に対しても即座に「イエス」と答えてくれた姿勢も、非常に大きかったです。
「まずはやってみる」やってみた上で、改善策をだす。まさにあるべき姿勢を持っていたのでした。
「これは今やるべきですか?」とか、「それって本当に必要ですか?」といった反応をせず、まずは「指示されたからやってみよう」「言われたことを素直に受け入れよう」とする覚悟が伝わってきました。
実際、社員に昇格するにあたって、持っているスキルが重視されることはありませんでした。
むしろ、「成長の余地がある」と見込まれる素直な姿勢――知らないからこそ、まずはやるべきことを実直にやってみようという姿勢が、覚悟として現れていたことが評価されました。
スキルは後から身につけることができますが、こうした姿勢や覚悟があるかどうかは、最初の段階で非常に重要な判断材料になります。
つまり「分からないけどやってみます」と言ったならば、それを実際に行動に移し、腐らずに努力を続け、テンションを一定に保ち、常に「イエス」と答えてくれる。
その一貫した姿勢こそが、信頼につながりました。
だからこそ、「この人ならお願いできる」と感じ、社員としてお迎えする決断につながったのです。
パートや正社員にかかわらず、このような姿勢は非常に組織として評価できるものです。
みなさんもぜひ意識してみてください。
(本記事は『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の著者、西原亮氏が特別に書き下ろしたものです)