アクティビスト投資家のユージーン・キャピタルは、バイオ医療製品の米アバンターの株式を取得し、同社自体の売却か、またはその他の変革を同社に迫る計画だ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。ユージーン・キャピタルは11日にアバンターの株式約3%を公表する可能性があると、関係者らは述べた。ペンシルベニア州ラドナーに本社を置くアバンターは、ライフサイエンス企業などが使用する実験機器や消耗品を販売している。同社の株価は今年に入って約50%下落し、時価総額は約78億ドル(約1兆1530億円)となっている。関係者によると、ユージーン・キャピタルは、同社に対して即時の売却か、取締役会の刷新、自社株買いの拡大、コスト削減、非中核事業の売却などの変革を求めている。