予定がぎっしり詰まった慌ただしい日々の中で、学習に時間を割くことは意外と難しい。そんな毎日を過ごすなかでも1日1ページめくれば、自身を問い直し、重点課題を見つけ、あなたが成長するきっかけを与えてくれるのが、書籍『リーダーを支える365の言葉』だ。本連載では、同書から珠玉の金言をご紹介していく。今回は、目標や優先業務から外れた仕事にはノーという方法について、エリザベス・グレース・サンダーズ(リアル・ライフ E タイム・コーチング・アンド・スピーキング 創業者)の論文「頼まれごとを安請け合いせずノーと言う9つの方法」から一節を紹介する。ふと目にした言葉から、自身を振り返り、発見し、考え、学び、想像しよう。きっと新たな発想や闘志が生まれてくるだろう。

ハーバード 365の言葉丁重かつきっぱりと断るには?

 あなたは、実際にこなせる量よりはるかに多くの仕事を抱えている。

 目標や優先業務から外れた仕事にはノーと言わなければならない。断ることは気持ちのよいことではないため、丁重かつきっぱりと言う練習をしよう。

 たとえば、同僚に頼まれた仕事があなたの最優先の仕事と重なった時は、「これは誰かにとってまたとない成長の機会かもしれません。よろしければ、その分野の経験を積もうとしているケイにつなぎますよ」と言ってみる。

 あるプロジェクトにお声がかかったが、参加する時間がない時には、「ありがとう、でも辞退せざるをえません。もうスケジュールがいっぱいなんです」と言ってみる。

 練習によって、あなたが最も注意を向けるべき領域の周囲に境界線を引けるようになるだろう。

出所:
「頼まれごとを安請け合いせずノーと言う9つの方法」
エリザベス・グレース・サンダーズ(リアル・ライフ E タイム・コーチング・アンド・スピーキング 創業者)