【確信と覚悟】「切り捨て」ではなく「活かす」リーダーが部下の未来を守る
「仕事が遅い部下がいてイライラする」「不本意な異動を命じられた」「かつての部下が上司になってしまった」――経営者、管理職、チームリーダー、アルバイトのバイトリーダーまで、組織を動かす立場の人間は、悩みが尽きない……。そんなときこそ頭がいい人は、「歴史」に解決策を求める。【人】【モノ】【お金】【情報】【目標】【健康】とテーマ別で、歴史上の人物の言葉をベースに、わかりやすく現代ビジネスの諸問題を解決する話題の書『リーダーは日本史に学べ』(ダイヤモンド社)は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、伊達政宗、島津斉彬など、歴史上の人物26人の「成功と失敗の本質」を説く。「基本ストイックだが、酒だけはやめられなかった……」(上杉謙信)といったリアルな人間性にも迫りつつ、マネジメントに絶対活きる「歴史の教訓」を学ぶ。待望の続編『リーダーは世界史に学べ』(ダイヤモンド社)では、世界史のリーダー35人が、迷える現代のリーダーに【決断力】【洞察力】【育成力】【人間力】【健康力】という5つの力を高めるヒントを伝授する。
※本稿は『リーダーは日本史に学べ』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

業績悪化がもたらす部下への影響
現在の業績が右肩下がりの状況が続くと、部下のボーナスや毎月の給料が減り、最悪の場合は仕事を失うこともあるでしょう。
その結果として、住宅ローンが支払えずに自宅を手放すなど、人生設計が狂うこともあるかもしれません。
リーダーの責務としての事業見直し
そのようにならないようにするのは、リーダーの責務です。
もし業績向上に事業の見直しが必須で、それに反対する人がいても、多くの部下たちを守るためには、事業の見直しを行うべきなのです。
短期的な反論と長期的な成果
短期的には反論があるかもしれませんが、事業の見直しによって業績が回復すれば、反論はなくなります。
また、事業の見直しでは、切り捨ての対象となるメンバーが、新しい事業で活躍する場をつくるのもリーダーの大事な責務です。
大久保利通も士族の特権を奪いつつも、同時に旧武士階級が活躍できる産業の育成にも尽くしたのです。
確信と覚悟をもって部下を守る
リーダーは、組織の存続のためには、対立すべきときには確信と覚悟をもって対立しつつ、どのようになっても部下が活躍できる場を設けるように尽くす。
これがリーダーとしての大切な役割です。