予定がぎっしり詰まった慌ただしい日々の中で、学習に時間を割くことは意外と難しい。そんな毎日を過ごすなかでも1日1ページめくれば、自身を問い直し、重点課題を見つけ、あなたが成長するきっかけを与えてくれるのが、書籍『リーダーを支える365の言葉』だ。本連載では、同書から珠玉の金言をご紹介していく。今回は、昇格したばかりのリーダーが周囲のメンバーと関係性を築くポイントについて、デイビッド・スラス(ジョージア工科大学 シェラー・カレッジ・オブ・ビジネス 准教授)の論文「新任リーダーは『ストーリー』を語りなさい」から一節を紹介する。ふと目にした言葉から、自身を振り返り、発見し、考え、学び、想像しよう。きっと新たな発想や闘志が生まれてくるだろう。

リーダーに昇進すると、部下や上司、他のリーダーにあなたがどのような役割を果たそうとしているのかを示す必要がある。
周囲のあなたに対する疑問の一つは、あなたの専門性、すなわちあなたの経歴、強み、経験、リーダーシップアプローチなどについてだ。
彼らは、あなたにその仕事ができるのか、そして自分たちの仕事がやりやすくなるのか、それともあなたに足を引っ張られるのかを知りたがっている。前任者と比べるのは、あなたを貶めようとしているのではなく、この先どうなるかを知りたいからにすぎない。
人々の心配事や関心事に考えをめぐらせて適切に対応し、新たな関係を築いていこう。
出所:
「新任リーダーは『ストーリー』を語りなさい」
デイビッド・スラス(ジョージア工科大学 シェラー・カレッジ・オブ・ビジネス 准教授)