予定がぎっしり詰まった慌ただしい日々の中で、学習に時間を割くことは意外と難しい。そんな毎日を過ごすなかでも1日1ページめくれば、自身を問い直し、重点課題を見つけ、あなたが成長するきっかけを与えてくれるのが、書籍『リーダーを支える365の言葉』だ。本連載では、同書から珠玉の金言をご紹介していく。今回は、内向的な部下を多面的に見る重要性について、カイ・クラウッターらの論文「内向的な部下には『情熱がない』と決めつけていないか」から一節を紹介する。ふと目にした言葉から、自身を振り返り、発見し、考え、学び、想像しよう。きっと新たな発想や闘志が生まれてくるだろう。

仕事に熱心な人は見ればわかる、と思いがちだ。
しかし、外向型の人と内向型の人では情熱の表し方が異なり、見え方によって評価を変えているとすれば、部下を平等に扱い、報いているとはいえない。
熱意の表し方について部下の話を聞き、どこを見ればよいかわかるようになろう。
エネルギッシュなボディランゲージや話し方をする人もいれば、リポートに興奮した気持ちを書き込む人、一対一の進捗報告で伝える人もいるだろう。
相手のやり方に合った見方をすることで、特に自分とは異なるスタイルの意欲の表れにも気づけるようになろう。
出所:
「内向的な部下には『情熱がない』と決めつけていないか」
カイ・クラウッター
アナベル・ビュヒナー
ヤン M. ヤヒモビッチ