予定がぎっしり詰まった慌ただしい日々の中で、学習に時間を割くことは意外と難しい。そんな毎日を過ごすなかでも1日1ページめくれば、自身を問い直し、重点課題を見つけ、あなたが成長するきっかけを与えてくれるのが、書籍『リーダーを支える365の言葉』だ。本連載では、同書から珠玉の金言をご紹介していく。今回は、チームの規模に応じてリーダーも変化していく必要性について、ジュリー・ズオの論文「チームの規模に応じてリーダー自身も変化すべき」から一節を紹介する。ふと目にした言葉から、自身を振り返り、発見し、考え、学び、想像しよう。きっと新たな発想や闘志が生まれてくるだろう。

ハーバード 365の言葉チームの規模に応じて、アプローチをどう変えるべきか?

 チームの規模が大きくなれば、あなたもこれまでとは違うアプローチを取る必要が出てくる。
 その一つが、勝負どころの見極めだ。

 監督するプロジェクトが増えるほど、何らかの問題が起こる可能性が高くなる。スケジュールの遅延、認識の相違、部下がリソースをめぐって争うことなどだ。

 しかし、あなたの時間と注意は限られており、完全無欠は無理筋である。あなたにすべてのことができるわけでもない。

 そのため、(容赦なく)優先順位をつけることを身につけねばならない。今日取り組むべき最も重要な仕事と、そうでないものは何か。

 日々こなすべき仕事を数え上げたら重圧に負けそうになるかもしれないが、重要性の低い仕事は、気にせず後回しにできるようになろう。

出所:
「チームの規模に応じてリーダー自身も変化すべき」
ジュリー・ズオ