米サンフランシスコ連銀のメアリー・デイリー総裁は、米連邦準備制度理事会(FRB)の9月の会合で50ベーシスポイント(bp)の利下げが必要だとする主張に反論した。同氏は13日のインタビューで「50というのは私には緊急事態のように聞こえる。労働市場の強さについて私が感じているものとは異なる緊急信号を送る可能性があることを懸念している」とし、「私はそのようにはみていない。その必要は感じない」と述べた。デイリー総裁は先月のFRBの金利据え置きを支持。その後、インフレ圧力が予想ほど強くないことや雇用情勢が軟化していることを理由に、9月の利下げには支持を示唆している。同氏は、7月の雇用統計で過去数カ月の雇用増加が大幅に下方修正された後、労働市場を「堅調」と表現することをやめたと述べた。「現在の労働市場は悪くないが、変化の方向が間違っている。その軟化を無視することはできない」と述べた。