移民弁護士らが、3月初めに身柄を拘束された米テキサス州北部の建設作業員、フェリックス・モラレス・レイナさん(28)の弁護に当たろうとした際、彼がどこにいるか分からなかった。移民・税関捜査局(ICE)の記録では当初、メキシコ人のモラレスさんは、テキサス州フォートワースの自宅から南に約50キロメートル離れた同州アルバラドにいるとされていた、とパラリーガルのアンドレア・アビラ氏は述べた。しかし実際には、320キロ以上北にあるオクラホマ州クッシングにいた。アビラ氏が所属する法律事務所がモラレスさんの所在を突き止めた時には、彼はコロラド州オーロラに移送されていたが、彼の審理手続きは不可解にもテキサス州アンソンに移されていた。
拘束後に「姿消す」移民、米収容施設たらい回し
不透明な収容システム、家族・弁護士は所在追跡できず
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