米連邦準備制度理事会(FRB)が来月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに踏み切るとの見方を投資家が強める中、今週はワイオミング州ジャクソンホールで年次経済シンポジウム(ジャクソンホール会合)が開催される。直近のFOMC議事要旨にも注目が集まっている。最近の軟調な雇用統計や、物価に懸念すべき影響が出ていることを示さなかったインフレ統計を踏まえ、投資家はFRBが9月会合で利下げすると予想している。こうした背景から、ジャクソンホール会合には注目が集まっており、特にジェローム・パウエル議長の22日の講演は注視されている。同会合は21日から23日まで開催され、今年のテーマは「転換期の労働市場:人口動態、生産性、マクロ経済政策」に設定されている。