自分に合った働き方を選ぶために、
考えておくべき要素とはどのようなものか?
取材をしていく過程で分かったのは、企業によって、それぞれこだわっているところが、まるで異なっていたのです。一方で、そこで働く人たちのこだわりもさまざまでした。何より重要だと思ったポイントは、働き方の要素=クライテリアがたくさんあるのだ、ということ。それをきちんと認識しておく必要があるのです。
クライテリア1. 仕事
楽しさ→楽しい・苦しい
自由度→高い・低い
クリエイティビティ→あり・なし
労働形態→頭脳労働・肉体労働/ホスピタリティ
仕事内容→趣味的・仕事的
社会的インパクト→あり・なし
出張→多い・少ない
専門職志向→管理者・専門職
クライテリア2. 時間・場所・休日
労働時間→長い・短い
場所・時間の自由→あり・なし
在宅ワーク→可能・不可能
休日→多い・少ない
長いオフ→あり・なし
クライテリア3. 給与・評価
給与→高・普通
評価システム→上司評価・360度評価
会社ルール→多い・少ない
人事システム→かっちり・アバウト
クライテリア4. 会社・経営者
規模→大・中・小
IPO→ある・ない
成長ステージ→成長過程・成熟過程
社歴→長・短
成長率→高・低
利益率→高・低
学歴重要性→あり・なし
女性の割合→多い・少ない
経営者→オーナー・サラリーマン
オーナーの社歴→学生時代起業・サラリーマン経験
経営者タイプ→学生ベンチャー・プロ経営者
クライテリア5. 環境
場所→都会・田舎
オフィスの雰囲気→楽しそう・伝統ベース
オフィスの形態→パーテーション・コラボレーション
コンシェルジュ・サービス→あり・なし
社員に求めるもの→能力・カルチャーフィット
クライテリア6. カルチャー
カルチャー→強い・あまりない
ダイバーシティ→強い・弱い
競争環境→強い・低い
社員→まじめ・サークル的
社員レベル→高・低
社内雰囲気→楽しそう/遊び・プロ
ヒエラルキー→あり・なし
服装→自由・スーツなどある程度フォーマル
さまざまなクライテリアをきちんと分類し、それぞれを意識して、トータルに組み合わせたものを作ってみる。それこそが、自分にとっての理想の会社です。これが、会社を選ぶ際の基準になるのではないか、と。
このほかにも、自分オリジナルでクライテリアを作っていく必要があると思います。覚えておいてほしいのは、選択肢のどちらが正しいということではなく、自分に合ったクライテリアを見つけることが重要なのだということです。