デイトレで注意すべき点とは？

 次に、デイトレをするときに注意しなければいけないデメリットについて説明したいと思います。

・取引回数が多く、売買代金も大きくなるため、手数料が高くなる
 非常につらいデメリットです。対策としては、少しでも手数料の安い証券会社、プランを選ぶことでしょう。どうしても手数料が高すぎて利益が大きく損なわれる場合は、スイングトレード（数日～1、2週間での株式取引）中心の手法に変化させてみるのもいいかもしれません。

・ザラ場を見ることができないと不利である
 東京市場が開いているのは平日の9時から15時までです。その時間を自由に使える人は多くありません。ただ、要領さえつかめば、1時間だけ見て、その時間だけトレードして利益を出すことは可能です。仕事などでどうしてもザラ場が見られない人は素直にスイングトレードにしましょう。

・パソコンの前にいる時間が長くなり、疲れる
 デイトレには集中力が必要です。しかも大変中毒性が高いため、ついつい夢中になって長時間画面を食い入るように見詰めてしまい、気がつくと目、肩、腰にドーンと疲れが溜まってしまいます。いまは昼休みがあるのでまだいいですが、将来昼休みが撤廃される可能性が高いので、そうなるとさらにつらい問題になってきます。

 対処法としては、頻繁にストレッチや深呼吸をすると効果的です（コーヒー、ハーブティー、アロマなどもおすすめ）。

・アルゴリズム取引の影響を受けやすい
 アローヘッド導入後、超高速で取引を行い、非常に小さな値幅を取るアルゴリズム取引（コンピュータ取引）が多くの銘柄で見受けられます。中長期投資家にとってその影響は「誤差」といえる程度かもしれませんが、デイトレは小さな値幅を繰り返し取る手法なので、アルゴリズム取引による影響は無視できません。

次回は6月13日更新予定です。

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