2つめが、「学び続けている人と知り合いになる」ことです。実際、ものすごく刺激を受けます。そして、次はその人のように自分が誰かに刺激を与える存在になります。知人で、ぼくが大学に再入学したことで、大学受験を志すようになった人、学士入学で3年から入り直した人、大学院の修士課程、さらには博士課程に進んだ人は、とても多いです。
3つめが、「何か具体的な目標をつくる」ことです。ぼくは、終戦100周年となる2045年、73歳になる年の8月に昭和史の本を書き上げるつもりです。書いた本を、初めて世界中、あらゆる国の人に読んでもらう年にしたい。だから、そこから逆算して、国立理系の某学科(受験する大学も学部も学科も決まってますが言うと倍率が変動して受験生に迷惑がかかるから伏せます)を出た後は、早稲田の教育学部で修士号を取得してアカデミックスキルと信用を高め、MBAコースでその本を売るための国際マーケティングを学び、広島大学で憲法を学び、長崎大学で多文化共生を学び、その間、イギリスに1年留学し、早稲田の博士課程に在籍しながらアメリカでその本を書き上げます。そのためには英語は必須。中国語もできたほうがいい。体も鍛えて何なら社交ダンスも。
このように、ぼくのやることはすべて決まっています。そして最も重要なのが、別に途中で変わったっていいということです。その時はその時。時間・お金をかけて、体力と気力を充実させ、四輪駆動で前に進んでいることは、変わらないのです。
社会人学生は恥ずかしい?
リアルな校内の雰囲気
この本を読んでいる皆さんはおそらく、「そりゃ大学に行き直せるなら行きたいけど」「とはいえ仕事はやめられないし」「子どもだって手がかかるし」と思っていることでしょう。
ですが、ぼくは思い切って、それが本当にあなたが学び続けられない理由ですか?と問いたいと思います。