文学部
哲学科、日本文学科、英文学科、史学科、地理学科、心理学科の6学科からなる。他学科の講義もわりと履修できる。
哲学科は思想、芸術、心理、社会、科学論など関連分野が充実。日本文学科は文学、言語、文芸の3コース制。「文芸コースでは卒論の代わりに小説・詩・戯曲などの作品を提出する。ゼミで文芸誌も発行するので形として残せる」(日本文学科生)。
能楽研究所があるため、能について専門的に学べるのも特徴。昼夜開講制でもある。地理学科は自然科学的要素が濃く、フィールドワークを重視。学部と大学院を5年で卒業できる制度もある。
心理学科の科目群は認知系と発達系の2本柱。全員がゼミに入れるのも特徴。哲学科では入学後すぐに基礎ゼミ合宿を実施。海外研修では現地ドイツとフランスの学生と合同ゼミを行う。
国際文化学部
国際文化学科のみ。情報文化、表象文化、言語文化、国際社会の4つの科目群がある。異文化理解と新しい文化情報を発信するための方法を学ぶ。選択した科目群以外の科目も自由に履修できる。SA(スタディ・アブロード)という必修の海外留学制度が人気。
英語圏だけではなく、フランス、スペイン、スイス、ロシア、ドイツ、中国、韓国への留学も可能。「経済的に厳しい人も、奨学金制度が充実しているので安心」との声あり。
SAに参加した3~4年生向けには語学力の維持と向上のため、「アプリケーション」という外国語で行われる講義がある。選抜試験に合格すれば、交換留学生を対象とした講義の授業も履修できる。人数が少ないので、学生同士の絆は強い。現役入学率が90%以上と最も高い。定員は少ないが人気が高く、付属校からも内部進学できるのは数人だとか。
人間環境学部
人間環境学科のみ。社会科学の視点から環境問題に取り組むというのがウリだが、理系色は薄い。環境を軸に社会科学全般を学ぶ学部と言える。
2年次に進む段階で、ローカル・サステイナビリティ(地域社会の持続可能性)、グローバル・サステイナビリティ(地球規模の持続可能性)、サステイナブル経済・経営(持続可能な市場経済)、人間文化、環境サイエンスの5コースから選択。コースに定員はなく、選抜試験もない。「地方や海外などに行って、自然保護や農業、地域福祉などを体験する」フィールドスタディは学生に好評のようだ。すべての講義を英語で行う「SCOPE(SustainabilityCo-Creation Programme)」も開設されている。