経済学部
経済学科、国際経済学科、現代ビジネス学科がある。経済学科は、3、4年次に文化・思想、金融・国際、産業・企業といった7つの分野から主専攻と副専攻を選ぶ。定員はなく、どこでも希望通りに入れる。2年修了時にコースの変更も可能。
国際経済学科は国際企業・開発、地域経済研究の2つの科目群から興味に合わせて履修する。現代ビジネス学科はビジネスプロフェッショナル系、リサーチ・コンサルタント/研究者系、専門資格取得者系の3分野のキャリアをめざしたカリキュラム編成となっている。
単位取りは楽勝。ノリがよく、流行に敏感な人が多い。約4分の1が女子で、おしゃれな子が多め。他学部からはチャラいと思われている。付属高校で成績がイマイチだった学生が集まるとの噂も。ゼミに入れるのは、約半数の学生のみ。文学、生物学、スポーツなど経済学とは関係ないゼミもある。
現代福祉学部
福祉コミュニティ学科と臨床心理学科の2学科。福祉系では関東の私大で上智の次に難関ともいわれ、プライドは高め。スライド式のドア、センサー式のトイレ、車椅子対応のエレベーターなどバリアフリーに対応した校舎で学ぶ。
福祉コミュニティ学科は地域社会の福祉リーダーの育成が目的。社会福祉士や精神保健福祉士などの国家試験受験資格が取得できる。全国平均に比べ、かなり高い合格率を誇っている。臨床心理学科で学ぶのはあくまで臨床心理の基礎。
大学院まで修了しないと、臨床心理士の資格は取れないので要注意。両学科とも施設や実習は充実している。1年生から基礎ゼミに、2年生以後は専門ゼミに必ず所属する。男女比は約半数ずつ。卒業後、福祉関係の仕事に就く人は1~2割にとどまり、多くは一般企業に就職する。
スポーツ健康学部
スポーツ健康学科のみ。2年からヘルスデザイン、スポーツビジネス、スポーツコーチングの3コースのうちいずれかを選択する。教育・研究のための各種実習室やフットサルコート、フィットネススタジオなどの施設も充実。
スポーツを通して健康の向上に貢献し、ビジネスに活かせるスペシャリストを育成する。食堂は「栄養実習の場」であるとし、学費に実習費として食事代が含まれており、指静脈システムを利用して食事ができる。毎日、3種類のメニューから選ぶことができ、栄養価と栄養バランスが良く、カロリーも表示されている。明るく活動的な人が多い。
理工学部
機械工学科、電気電子工学科、応用情報工学科、経営システム工学科、創生科学科の5学科からなる。学科ごとに4~6の分野・履修コースがあり、一人ひとりのニーズに合わせて選択できる。
1年から専門学科で学ぶが、他学科の科目も履修できる横断型カリキュラム編成を組んでいる。創造力向上のための教養科目や語学力を身につける科目も充実している。機械工学科には国内では珍しいパイロットを養成する「航空操縦学専修」もある。学科により男女比がかなり偏っている。学科により3~5割が大学院に進学する。
生命科学部
生命機能学科と環境応用化学科、応用植物科学科の3学科。それぞれに3つのコースがある。応用植物科学科は、植物の健康を守る植物医科学に焦点を合わせた学科で、世界で活躍できる技術者、樹木医、自然再生士などの育成をめざす。どの学科も1年次から専門的な演習や実験などを行うが、単位を取るだけなら比較的ラク。
情報科学部
コンピュータ開発を学ぶコンピュータ科学科と、CG制作やコンピュータ認識技術を学ぶディジタルメディア学科がある。ちょっと専門学校的なので、小金井では軽くあしらわれがち。1年からゼミでプロジェクト研究を行う。新入生全員に最新&特別仕様のノートパソコンが無償で1人1台貸与され、卒業まで使用する。半数近くは情報・通信系の道に進む。