キャリアデザイン学部

 キャリアデザイン学科のみ。日本で初めて創設されたキャリアデザインを専門とする学部。「自己のキャリア設計」と「他者のキャリア形成支援」が学びの基軸となっている。

 2年次から、発達・教育キャリア、ビジネスキャリア、ライフキャリアの3つの領域を横断的に学ぶとともに、企業や公共団体などの現場で体験型学習を積み重ねていく。「専門性を身につけるというより、幅広い分野を学んで視野を広げたい人向き」と言えそうだ。「男女の仲も良いし、団結力がある」とのことで、学生の雰囲気はフレンドリー。

デザイン工学部

 建築学科、都市環境デザイン工学科、システムデザイン学科の3学科がある。工学をベースにしながら、美系の感性や文系の知性を融合した「総合デザイン力」を追求。広い視野とコミュニケーション能力をもったデザイナーを養成する。

 独自の「クォーター制」という1年4学期制を採用しているのも特徴。同じ理系でも小金井キャンパスとはノリのよさやおしゃれ感が違うとか。建築学科では約4割が、他の2学科では約2割が大学院へ進学する。

グローバル教養学部(GIS)

 グローバル教養学科のみ。20人程度の少人数講義と全講義を英語で実施するのがウリ。レポートや論文の執筆も英語で行う。一般教養と専門科目の区別はなく、興味にあわせてオリジナルの時間割を組み立てる。秋季入学制度を導入しており、試験は2月に実施、9月に入学する。奨学金が支給される独自の留学制度や、早期卒業制度もある。リア充が多いといわれ、明るい雰囲気が漂う。近年の法政大で最もエリート感が漂うのはここ。

社会学部

 社会学科、社会政策科学科、メディア社会学科の3学科。合計10のコース(各学科3~4コース)が設置されている。私大で最も古い社会学部で、法政で最も第一志望の人が多いとか。

 社会学科は人間、文化、地域研究、国際社会など、現代社会のあり方を考えるスタンダードな社会学が学べる。社会政策科学科は産業、環境、市民社会など政策やビジネス系。メディア社会学科は、要するにマスコミ学科。教授陣やカリキュラムは充実していて、ゼミもとても盛ん。映像祭を企画するなど、自主的で積極的な活動が目立つ。単位は取りやすいが、みんなまじめに講義に出ている。人種は多様でファッションも個性的。マスコミへの就職は実際に多い。