工学部
応用理工学、応用自然科学、電子情報工学、環境・エネルギー工学、地球総合工学の5学科。大学院への進学率が最も高く、課題をきちんとこなす、静かで素朴な学生が多い。「基礎工学部と一括りにされるが、基礎工は理論よりで、工は実践。迷うなら基礎工に行け。豊中キャンに通えるから」。「男しかいないから着かざる必要もない」通称、おと工学部。
基礎工学部
理学と工学を横断し、先端科学技術を学ぶ学部。電子物理科学、化学応用科学、システム科学、情報科学の4学科。2年次からコースが分かれるが、化学系と物理系のコースは実験が多いので非常に忙しい。厳しい日は朝8時30分から夜7時30分までひたすら実験の連続。
「コンピュータ系の学生は優秀で、学部の授業に『簡単すぎる』『実用的じゃない』と不満を言う」などの声あり。通称、キショ工学部。
法学部
法学科と国際公共政策学科を設置。少人数教育がモットーで、阪大OBによる法曹実務の特別講義などもある。「相対評価なので厳しく、必修なのに学年の半分を落としたという授業も」国際公共政策学科には英語での授業があり、海外研修や留学を推奨。「専門に加えて経済学もやるので大変」とか。
経済学部
経済・経営学科のみ。近代経済学の分野では世界的にも有名な研究機関と評価されており、「近経のメッカ」と呼ばれている。でも、テスト一本勝負でレポートなしの科目が多めで単位取りが楽。通称、ヒマ経。卒論もないが、優秀論文に賞金が授与される「懸賞論文制度」があり、ゼミによって課されるかは異なる。
文学部
人文学科のみ。専修は哲学・思想文化学から美術史学まで20に分かれ(専修の詳細は欄外参照)、研究テーマは幅広い。「文学部といっても人文学科なので、人間に絡んでいれば何でもあり。コンピュータ、社会学的なことをやる人もいるし、アニメの研究をしている人もいる」とか。単位取りは比較的楽なので、通称、あそ文学部。
人間科学部
人間科学科のみ。行動学、社会学、教育学、共生学の4つの学科目がある。科目の幅が広く、取りようによっては暇になる。広い吹田キャンパスの端にあり、「外語と人科は別枠扱いされることが多い」とか。
「やりたいことを見つけられず、堕落していく人もいるので、人間堕落部」「空気を読めない人が多いので、『変人科』」といった噂も。「社会課題に関心が高く、外に向けて何かしようとする人が多い」らしい。
外国語学部
外国語学科のみ。専攻語は日本語を含めて25言語。専攻語とは別に「研究外国語」として台湾語やヘブライ語なども修得できる。最も留年率が高い学部で、なんと65%近くが留年する年もあるほど。「地獄のヒンディー、極寒のロシア、灼熱のアラビア、情熱のスペイン」と称される4言語は進級が難しい「四天王」。
「阪大ブランドがほしく、共テの得点率だけで学部を選んだ人は来なくなりがち。倍率だけでアラビア語専攻に出願した人はそもそも読めないと苦労している」とか。おしゃれでアクティブな女子が多く、ファッションも異国風。