
TOEICが800~900点台でも英語を話せない人が、話せるようになる一発逆転の方法はあるのでしょうか?中学英語レベルの語彙と構文を使い、自分の考えを伝える練習をするために、最低限覚えたい7つの型と9つの表現を紹介します。(シンプルイングリッシュ提唱者 酒井一郎)
TOEIC800~900点でも英語を話せない人が
話せるようになる一発逆転の方法
TOEICで高スコアを持っていても、 実際の会議や商談の場ではうまく話せない――。そんな声は決して少なくありません。なぜ話せないのか。
それは、TOEICが測っているのは理解力であり、 発信力や即応力ではないから。読み取り、聞き取りといった力は確かに大切です。 でも、その先にある 「自分の考えをその場で伝える力」は、 また別のスキルです。
試験対策ばかりしてきた人ほど、 「間違えてはいけない」「正しく話さなければ」と思い、 かえって口を閉ざしてしまうのです。では、どうすれば話せるようになるのでしょうか?
完璧を目指すのではなく、 「伝えること」を重視したシンプルな英語を練習しましょう。知っている単語で、自分の意思を伝える。 短くても、自分の言葉で話す。この基本からやり直すことが、 逆転への第一歩です!
具体的には、中学英語レベルの語彙と構文を使い、 自分の考えを声に出して伝える練習を積むこと。まず、下記の7つの型を覚えて徹底的に使ってみましょう。
●I think...(私は~と思います)
●The reason is...(理由は~です)
●In my case...(私の場合は~)
●I agree with...(~に賛成です)
●I’m not sure, but...(確かではありませんが~)
●What I want to say is...(私が言いたいのは~です)
●It depends on...(~によります)
これら7つの型は、「話し始めのパターン」です。これらを使うことで、 自分の考えを短く言えるようになります。その場面を想像しながら、 「自分ならどう言うか?」を考え、 実際に声に出して練習してみてください。同じテーマで繰り返し話してみるだけでも、 「英語で話すこと」へのハードルはぐっと下がります。