米飲料大手キューリグ・ドクターペッパーは、欧州のコーヒー会社JDEピーツを約180億ドル(約2兆6400億円)で買収することで合意に近づいている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。関係者によると、統合後の新会社は飲料事業とコーヒー事業を分離する計画だ。そうなれば実質的に、2018年に実現したキューリグとドクターペッパーの合併が解消されることになる。協議はいつでも決裂する可能性があるため、合意が成立する保証はない。アムステルダムに本社を置くJDEピーツの時価総額は約150億ドル、キューリグは約500億ドルとなっている。