米連邦準備制度理事会(FRB)が9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに踏み切ることが予想される中、今週は7月の個人消費支出(PCE)価格指数に注目が集まりそうだ。ジェローム・パウエルFRB議長はワイオミング州ジャクソンホールでの年次経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で、雇用市場の減速に対する懸念を表明し、9月会合での利下げの道筋を示した。これを受け、ロンドン証券取引所グループ(LSEG)のデータでは米金融市場が現在織り込む9月会合での利下げ確率は89%となっている。こうした予想の裏付けとして、また、10月もしくは12月の追加利下げの可能性を見極めるべく、投資家は経済指標の内容に注目している。
今週の米国指標、PCE価格指数に注目
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