パソコン・プリンター大手の米HPが27日発表した5-7月期(第3四半期)決算は増収増益。人工知能(AI)搭載パソコンの需要拡大が追い風となった。エンリケ・ロレス最高経営責任者(CEO)は、この傾向が来年も続くと予想している。売上高は市場予想を上回った。ロレス氏によると、AIパソコンの売り上げは前期比で2桁のペースで増加を続けている。「いま新しいPCを購入しようとするなら、今後数カ月から数年の間に市場に投入される新たな機能を取り入れられないPCは避けたいはずだ。AIパソコンにアップグレードした方が賢明だ」とロレス氏は述べた。米マイクロソフトが基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」のサポートを10月に終了予定で、新たなOS移行前にアップグレードを検討する消費者が増えていることも追い風となっている。