「感じのいい人になれるか」は毎日のメ―ルで決まる。相手に間違ったニュアンスで伝わってしまう」「文面がこわいと言われるが、原因がわからない」「メ―ルの返信に時間がかかりすぎて、1日が終わってしまう」。メ―ル仕事には、意外と悩みがつきものです。本連載では、中川路亜紀著『新版 気のきいた短いメ―ルが書ける本』(ダイヤモンド社)から編集・抜粋し、迷いがちなメ―ルの悩みを解決するヒントをお届けします。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

【9月のメール】普通の人は「まだ暑いですね。」では“感じのいい人”は何と言う?Photo: Adobe Stock

9月に入っても厳しい暑さが続き、「まだ暑いですね」と挨拶を交わすことが多い時期です。たしかに無難で間違いのない表現ではありますが、誰もが使うだけに、印象には残りにくいもの。一方で、“感じのいい人”ほど、季節の変化や相手の体調、時事の話題などをさりげなく取り入れた、ひと工夫ある言葉を選んでいます。メ―ルやちょっとした社内のやりとりでも、そんな気のきいた挨拶があるだけで、受け取った側の印象は大きく変わります。本記事では、「9月のメ―ルで使える挨拶」をご紹介します。

9月のメ―ルで使える挨拶は?

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・9月に入りましたが、残暑厳しい日が続いております。

・残暑厳しい日が続きますが、お変わりありませんか。

・暑さ厳しい折、面倒なお願いをいたしまして、申し訳ありません。

・台風が次々にきているようで、落ち着きません。

・今日は台風一過の青空が広がりました。

・台風の影響で交通機関がかなり乱れているようですが、影響はありませんでしたか。

・ようやく夜が涼しくなり、助かっています。

・朝夕がだいぶ涼しくなってきました。

・このところ日差しもやわらいで、秋らしくなってきました。

・秋分を過ぎ、日が短くなっていくのが惜しい気持ちがしています。
 * 秋分:9月23日ごろ。昼と夜の長さがほぼ同じになる。

・天高く馬肥ゆる秋。食べ過ぎに用心しています。

 * 天高く馬肥ゆる秋:秋は空が澄み渡り、馬も食欲が増して太るよい季節であるということ。

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本記事は『新版 気のきいた短いメ―ルが書ける本』を一部抜粋・編集したものです。