宮崎駿は「捨てていた」! 1500円のジブリセル画が300万円のお宝に化けたワケ
Xフォロワー35万人、投資歴37年のベテラン専業投資家で、『賢明なる個人投資家への道』『貯金40万円が株式投資で4億円』(ともにダイヤモンド社)の著者・かぶ1000さんは、中学2年のころから体育のジャージ姿で地元の証券会社に通い詰め、バブル紳士にはお金儲けのイロハを教えてもらった。中3で300万円、高1で1000万円、高2で1500万円へと株式資産を増やし、会計系の専門学校卒業後、証券会社の就職の誘いを断って専業投資家の道へ。2011年に“億り人”になり、2025年には累積利益8億円突破! アルバイト経験さえない根っからの専業投資家が、初心者以上マニア未満の投資家に「お金の増やし方」を徹底指南する※本稿は、『賢明なる個人投資家への道』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【まさか…】10ドルのお土産が100万円に! あなたの家の「ガラクタ」がお宝になる条件

なぜ、ガラクタが「お宝」に変わるのか?

骨董品や高級ワイン、絵画などの価値が高まるのは理解できるとして、レトロ玩具まで価値が上がるのは、なぜでしょうか?

それは、大枚をはたいてもほしいと思うコレクターがいるからです。

ほかの人にとっては、なんら価値が感じられないものでも、喉から手が出るほどほしいコレクターにとっては高い価値があるのです。

失われた「一枚絵」に込められた魂

いま価値が上がっているものに、アニメの「セル画」があります。

かつてのアニメは、「セル画」と呼ばれる原画を1枚ずつ撮影し、それをパラパラ漫画の要領で連続再生してつくられていました。

30分のアニメ作品1本に、数千枚のセル画が必要になることもあったのです。

もう二度と描かれないという希少価値

手書きのセル画でアニメをつくるには多大な労力を要しますが、現在のアニメはフルデジタル化されてセル画が不要になりました。

こうして新たなセル画が描かれなくなったことにより、過去のセル画の価値が上がったのです。

10ドルのお土産が100万円の資産へ

1970年代のアメリカのディズニーランドでは、ディズニーアニメのセル画がお土産品として1枚10ドル、15ドルといった値段で売られていました。

そうしたセル画には、現在100万円の高値がつくものもあります。

天才監督は過去を振り返らない

長編アニメ『もののけ姫』などで知られるスタジオジブリの宮崎駿監督は、過去にこだわりがなく、完成した作品のセル画は捨てていたそうです。

さすがにそれはもったいないということで、ジブリはセル画を『アニメージュ』という雑誌の通信販売で1枚1500円とか、3000円といった値段で売っていました。

そうしたセル画には現在、1枚300万円の高値をつけるものもあります。

※本稿は、『賢明なる個人投資家への道』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。