米トランプ政権は対外援助予算49億ドル(約7200億円)について、連邦議会の承認を得ずに撤回する意向を明らかにした。新予算案で合意し政府閉鎖を回避する期限が迫る中、議会の反発と市場の混乱を招きそうな動きだ。トランプ氏は議会指導部に宛てた書簡で、執行留保統制法(ICA)に基づいて国務省、国際支援プログラム、国際開発局(USAID)の予算を取り消す意向を示した。これに対し、上院歳出委員会の共和党トップ、スーザン・コリンズ上院議員(メーン州)は、明らかに議会を迂回(うかい)しようとする動きだと批判。「議会の承認を経ずに割り当てた予算を取り消す企ては全て明らかに違法だ」と述べた。民主議員の間からも、議会の承認を得ない予算削減は超党派協議を損なうと非難の声が上がっている。