春に米国の雇用が再び大きく伸びたことは、米連邦準備制度理事会(FRB)内の「タカ派」の主張にさらなる根拠を与えることになる。インフレを警戒するこうした当局者らは、金利が低すぎて新たな物価上昇圧力を抑制できなくなることを懸念している。こうした当局者の一部はここ数日、年内に利上げを実施する準備を整えるべきだと示唆している。FRBは昨年下半期に0.25ポイントの利下げを3回実施した。これは労働市場を安定させるためだった。労働市場は現在、当時よりはるかに健全に見える。今回の雇用統計で、FRBが年内に利上げをどの程度検討すべきかという議論に明快な答えが出るわけではないが、近く利下げを行う根拠がなくなったことは明らかだ。