米連邦議会上院は5日、国境警備など移民取り締まりに関わる予算案を可決した。上院共和党は、ドナルド・トランプ大統領が打ち出した18億ドル(約2900億円)規模の「反武器化」基金を廃止に追い込む圧力を行使せず、廃止を明文化するには至らなかった。この700億ドル規模の予算パッケージはトランプ政権2期目末までの移民・税関捜査局(ICE)と国境警備隊の予算を手当てするもの。19時間余りにわたる修正案採決や党内協議の末、5日午前5時前に52対47の賛成多数で承認された。共和党員ではリサ・マカウスキ上院議員(アラスカ州)が民主党議員と共に反対票を投じた。今回の採決で、スーザン・コリンズ上院議員(メーン州)、ダン・サリバン上院議員(アラスカ州)、ジョン・ハステッド上院議員(オハイオ州)、アシュリー・ムーディー上院議員(フロリダ州)など今秋の選挙戦に臨む共和議員は、トランプ氏と党が重視する法案の成立を妨げることなく基金への反対姿勢を示したことになる。