麻雀卓写真はイメージです Photo:PIXTA

ライター業の傍ら、スキマバイトでさまざまな職場で働いている筆者が仕事を通じて見えた悲喜こもごもをつづる本連載。今回は、ベテラン店員さんが切り盛りする昔ながらの“雀荘”でスキマバイトしてみた。(ライター みやーんZZ)

新宿の老舗雀荘でスキマバイト!
40代おじさん、今日は「最年少」

 氷河期世代の40代おじさんである僕が去年、突如ハマったスキマバイト。今回は新宿の老舗雀荘、高村でバイトをした際の模様を紹介します。

 麻雀は打つのも見るのも好きな僕。アプリで雀荘の仕事を発見し、すぐに申し込みました。

 当日、お店で雇い主である店主(ママさん)とご対面。おそらく70歳オーバーの女性です。

「今日は来てくれてありがとう。ここはね、働いているのがみんな女性なの。もしよかったら仕事を覚えて、また来てね」と素敵なことを言ってくださり、そこから30分ぐらい丁寧に業務説明してくれました。

高村高村の看板 Photo by みやーんZZ

 ここのお店は50年ぐらいの歴史がある超老舗の雀荘。なのでシステムも昔ながら。

 伝票は全て手書き。決済も現金オンリー。最近の雀荘のようにフリードリンクではなく、お茶・お水以外は全て有料です。ただし来店したお客様には無料のウェルカムドリンク(アルコールもOK)を出していました。

 店員さんは60代、70代の女性がメイン。お客様も同年代の男性が多いみたいです。この日、お店にいる人の中で40代後半の僕が最年少という感じでした。

 食器の洗い方、ドリンクの作り方、おしぼりの出し方、1時間に1回のトイレ清掃など一通りの業務説明が終わり、業務開始です。

 お客様から「冷たいお茶、ひとつ」と言われたのでまずは習った通りに作り、提供しました。ついでに各テーブルから済んだ食器やグラス、おしぼりなどを回収してキッチンへ。おしぼりは回収BOXに入れ、食器やグラスはシンクで洗っていきます。