クマに遭遇したときの対処法から、ノドに食べ物が詰まったときの応急処置まで。あらゆる危険から身を守る方法を紹介した『いのちをまもる図鑑』(ダイヤモンド社)。テレビで紹介されたことで話題となり、「子どもが夢中で読んだ!」「やけどをしたとき、本で学んだ処置を教えてくれた」など多くの口コミが寄せられている。
最近とくに「参考になった」との声が多いのが「エレベーターの乗り方」を紹介したページ。他人と二人きりになることもあるエレベーターで、もし不審者と乗り合わせてしまったら……。とっさの行動を、書籍のから一部抜粋してお届けする。(構成/ダイヤモンド社 金井弓子)

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エレベーターは「知らない人と一緒に乗らない」のが基本
エレベーターは密室なので、助けを呼んでも外に聞こえにくいです。
自分の住んでいるマンションでも知らない人とはいっしょに乗らず、次のエレベーターに乗りましょう。
また、エレベーターのかわりに階段を使うのはやめましょう。階段には人目がなく、悪いことをしやすく危険です。
子どもがひとりでエレベーターに乗るときは……
1. ひとりのときは、何かあったときにすぐに逃げられるようボタンの近くで壁を背にして乗ります。
2. あとから人が乗ってきて「こわいな」と思ったら、近い階のボタンをいくつかおして、最初に止まった階で外に出ます。
3. もし体をさわられたり、ついてこられたりしたら「不審者だ!助けて!」とさけびながら防犯ブザーを鳴らすか、近くの家のインターホンをおして助けを求めます。
このとき、見知らぬ人の家の中には入らないように!
(本稿は、池上彰監修『いのちをまもる図鑑』の内容を、抜粋・一部編集した記事です)