米首都ワシントン(コロンビア特別区)の司法長官は4日、当地での州兵配備の打ち切りを目指してトランプ政権を提訴した。政権による州兵の動員を巡っては、連邦裁判所が2日前、西部カリフォルニア州ロサンゼルスへの派遣に違法判断を下していた。ブライアン・シュワルブ司法長官は、州兵の配備が米国内の法執行への米軍利用を禁じた1878年制定のポッセ・コミタトゥス法の違反に当たると指摘。当地に配備されている州兵は軍の指揮系統に従って動いているため、同法が適用されると主張している。また、州兵は犯罪対策という名目の下、銃器を携行して街頭を巡回するよう指示を受け、捜索、押収、逮捕といった法執行行為を同法に違反して実施していると述べた。
米首都ワシントン、トランプ政権を提訴 州兵配備の中止求める
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